2019.11.29

映画の舞台・岩手県の地酒 南部美人&わしの尾 コラボ日本酒 「影裏」 を新発売!!

映画の公開を記念して、作品の舞台・撮影地でもある岩手県を代表する蔵元の「南部美人」と「わしの尾」、
盛岡市の「山田酒店」が1年以上前から構想をあたため、
映画『影裏』をオマージュして造り上げたミステリアスな純米酒2種を限定発売いたします。
それぞれのラベルの「影裏」の毛筆は、自身も盛岡出身である大友啓史監督の直筆になります。



原作の小説「影裏」の中で、今野と日浅が酒を酌み交わす場面で印象的に登場している「南部美人」と「わしの尾」の日本酒。
出来るだけ原作で描かれた地元産の物をそのまま映画本編でも登場させたいという思いから、撮影前より両蔵元へ協力を仰いでいたところ、映画本編でも実名のままそれぞれのお酒を登場させることが叶いました。
そのご縁から、撮影終了直後より今回のコラボレーションの話が生まれて開発がスタートしました。

「影裏」という日本酒向きの名前や作品の内容から、それぞれの蔵元がイメージを膨らませて、
独自で商品コンセプトをはじめ香りや味わいを研究して作り上げた日本酒「影裏」。
今野と日浅のように、対となる2種類の味わいを楽しめるオリジナルの日本酒が誕生しました。

また、岩手県は世界最大の杜氏集団〝南部杜氏“発祥の地。その伝統的な酒造りと、岩手の大自然が作り出す米・水・空気をふんだんに使用した、オール岩手ロケの映画「影裏」を体感できるような純米酒となっています。

本品は12月3日より岩手の酒屋KiKiZAKEYA(JR盛岡駅フェザン内)、CAT&DOG(盛岡市内)、東北地域のファミリーマート他、盛岡市内の主要百貨店及び販売店を中心に各4,000本限定品として発売を開始いたします。
また、日本酒「影裏」公式販売サイトからも購入が可能です。

■購入サイトはこちら


≪商品詳細≫
●南部美人 影裏 純米酒(720ml)
原材料名/米・米麹 使用米/ぎんおとめ他 アルコール度数/15度~16度 精米歩合/55% 
日本酒度/±0 酸度/1.4
劇中にも登場する日本酒をオマージュして造られた「影裏」公式の限定酒。
冷やからお燗まで広い温度帯で楽しめる食中酒向きの日本酒です。

●わしの尾 影裏(720ml)
原材料名/米・米麹 使用米/岩手県産米他 アルコール度数/15度 精米歩合/70% 日本酒度/-9 
酸度/1.9
映画で表現されている生命の力強さを表現するために、生もとで育てた酒母を通常の枯らし期間よりもはるかに長く、
2か月間とった酒母で日本酒を仕込みました。香りも力強く、味わいは醸造物としての奥深さを感じさせる映画の世界観とマッチした日本酒です。


両蔵元の南部美人・久慈社長、わしの尾・工藤社長より、このお酒に込められた想いがあふれるコメントと、
大友監督および本年9月に酒サムライに叙任された千葉麻里絵さんから両酒へのコメントが届いております。


■南部美人・五代目蔵元 久慈浩介氏コメント
小説「影裏」では物語の中に登場する南部美人。この度映画「影裏」が作成されるにあたり、小説の世界観と映画の世界観を楽しみながら関連するお酒を飲んでいただけたら、という想いでオリジナル酒の限定開発を行いました。世界一の称号を得たIWC2017チャンピオンサケでも使用している岩手県産オリジナル酒造好適米「ぎんおとめ」を100%使用し、精米歩合55%まで磨き上げた純米酒です。映画「影裏」と一緒に楽しんでください。
南部美人公式サイト:https://nanbubijin.co.jp/

■わしの尾 代表取締役社長 工藤朋氏コメント
原作の小説に物語の舞台装置の一つとして「鷲の尾」が登場したことを地元のファンから知らされて驚きました。その小説が大友監督が撮影した映画になり、そこに登場する岩手の地酒をそして風景を観客の皆さまがどういう気持ちで目にするのかを想像しながら、「影裏」に感じた生き物の持つ力強さやしぶとさを日本酒で表現するべく蔵由来の菌たちの共同作業によって造られる生もとを2か月枯らして仕込んだ純米酒に挑戦しました。
わしの尾公式サイト:http://www.washinoo.co.jp/eiri/


■酒サムライ 千葉麻里絵さんコメント
・南部美人
 大事に大事に飲みたいなぁ。という印象のこちら。蜜がぎっしりと詰まった林檎の甘やかな香りのあとから新緑の爽やかな香りが押し寄せてきます。口に含むとコロコロと金平糖のような甘みが口の中で転がり、少しくすぐったいような心地良さを感じます。幾度となくピンク色、黄色、緑色がキラキラと共鳴し合うようなキュートな味わいながらアフターで儚く消えていく引き際は岩手県を代表する酒蔵の風格を感じます。冷たくして飲むのがおすすめ。

・わしの尾
思わずお腹が鳴ってしまうお酒。酒呑み泣かせのこちらはカメレオンの如く、冷たい時は青リンゴ、常温では白キャラメル、温めるとお米のホクホク感と様々な香りの表情を現します。米由来の舌にまとわりつく甘みと旨みがあとを引き、肴をつままずにはいられません。郷土料理のすいとんが久しぶりに食べたくなりました。冷たいのから燗酒、どの温度帯でも楽しいのでぜひ皆さんの好みを探してみてください。

------
千葉麻里絵さん プロフィール
岩手県出身。山形大学で食品の物質工学を学ぶ。卒業後、3年間SEとして勤めたのち、新宿の『日本酒スタンド酛』に入社し、唎酒師の資格を取得。各地の酒蔵に通い、酒類総合研究所の研修で専門知識を身につける。2015年に東京・恵比寿で「GEM
by
moto」を立ち上げ日本酒ペアリングをプロデュース。ドキュメンタリー映画「カンパイ!日本酒に恋した女たち」が2019年4月に公開。著書に「日本酒に恋して」(主婦と生活社)、「最先端の日本酒ペアリング」(旭屋出版)がある。2019年9月日本酒造青年協議会より酒サムライに叙任。
-----

■大友啓史監督 コメント
岩手を代表する二つの酒蔵が、私の監督作「影裏」とのコラボで作ってくださった純米酒。サムライのように、身体の全感覚をまさに鋭利に研ぎ澄まし、人生の「影」も「裏」も味わい尽くしながら飲みたいお酒です。ラベルの文字も、魂を込めて書かせていただきました。撮影時、岩手に滞在した多くのスタッフがハマった、故郷岩手のお酒のとびきりの旨さを、映画「影裏」共々多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。

NEWS TOP